綾美姫という名前に込めた想い

新品種として育て始めた苺が、少しずつ形になってきた頃。
私は、ある悩みに向き合っていました。

「この苺に、どんな名前をつけようか。」

ただの品種名ではなく、
自分の人生をかけて育てていく苺だからこそ、
軽い気持ちでは決められませんでした。

そんな時、ふと頭に浮かんだのが、
家族の存在でした。

「この苺は、自分ひとりで作ったものじゃない。」

そう思った時、
“家族の想い”を形にした名前を付けたいと、自然に思いました。

そして、この名前を最初に口にしたのは――
長女の「綾乃」でした。

「綾美姫ってどう?」

その一言が、すべての始まりでした。

長女・綾乃の「綾」。
次女・美怜の「美」。
そして、妻・美樹の「美」。

家族の名前から一文字ずつ想いを重ねて、
**「綾美姫(あやみひめ)」**という名前が生まれました。

それは、
娘ふたりのように、すくすくと健やかに育ってほしい。
そんな願いを込めた名前でもあります。

手をかけ、目を配り、
時には悩みながらも、
少しずつ成長していく姿を見守る。

それは、苺作りも、子育ても、
どこかよく似ている気がしています。

ちなみに、実は長男もいて、名前は「凌大」。
それでもこの苺には、あえて「姫」という名前を選びました。

苺はどこか繊細で、
丁寧に守り育てていく存在。
だからこそ、「やっぱり苺は“姫”かな」と思ったのです。

こうして生まれた「綾美姫」は、
単なるブランド名ではありません。

家族への想いと、
農家としての責任と、
人生をかけた挑戦の証として・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です